2012収穫 ドメーヌ・ブルーノ・クレール ５
アルコール発酵が終わったワインを、発酵槽から出す作業に入ります。まずは、果帽（ぶどうの種や皮）の下のワインを、ポンプで出しタンクに移します。
次に、手作業で果帽を出していきます。ワインを含んだ果帽はずっしり重く、重労働。さらに、発酵槽の中は温度が高く、アルコールが充満しているので、作業後は飲んでないのに酔いがまわったようになります。
発酵槽の中で、上半身裸で働いているのは、ブルーノ・クレールの長男エドワード。この写真で日本デビュー、本邦初公開です！ぶどう畑での仕事が大好きな彼、今年は醸造所内で働いています。
上の作業で取り出したものをプレスします。
下は、プレスして得たワイン。これを、先ほどのタンクに移します。
いよいよ、ワインを樽に詰める作業に入ります。静かでひんやりとしている地下カーヴで、1人黙々と作業を続けるのは、醸造責任者フィリップ・ブラン。ワインづくりの際、樽選びも重要なポイント。どこの樽屋の、どんな焼き具合のものを、どれぐらいの割合使うか、また新樽をどれぐらい使うかにより、ワインの味は変わってきます。
ワインは、これから樽の中で長い熟成期間に入ります。このドメーヌの赤ワインの場合、再来年の春頃に瓶詰めされ、皆様のお手元に届くのは2014年の暮れ頃になります。
今年、ブルゴーニュは天候不安定だった為、収量は昨年比3割減です。収量は少ないですが、コート・ド・ニュイのぶどうはとてもきれいで、いいワインになりそうです。ワインができあがるのが、今からとても楽しみです。