2012収穫 ドメーヌ・ブルーノ・クレール １
マルサネ村にあるドメーヌ・ブルーノ・クレールは、コルトン・シャルルマーニュ、ボンヌ・マール、ジュヴレ・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズなど、広範囲に23haもの素晴らしい畑を所有する名門ドメーヌです。1919年ジョセフ・クレールにより設立されたドメーヌ・クレール・ダユが、このドメーヌの前身です。
ジョセフ・クレールの孫ブルーノ・クレールは、1979年に自らのドメーヌを設立。1983年からは、ブルーノの学生時代の友人、フィリップ・ブランが加わりました。畑はブルーノ、醸造はフィリップが責任者と、しっかり役割分担されています。30年にも及ぶ2人の強い信頼関係のもと、安定して高品質なワインをつくり続けています。
今年は、9月19日（水）に収穫を始めました。既に、ぶどうの糖度と酸度のバランスがよかったので、他のドメーヌより少々早めのスタートです。
9月20日（木）は、サヴィニー・レ・ボーヌ村のプルミエ・クリュ、ラ・ドミノードの収穫です。ラ・ドミノードのぶどうの木は、1902年に植えられたもので、非常に低収量。樹齢110年ぶどうからは、長期熟成型のワインがつくり出されます。
その後は、グラン・クリュ畑ボンヌ・マールで収穫です。ボンヌ・マールは、シャンボール・ミュジニー村とモレ・サン・ドニ村、2つの村にまたがるAOCですが、その大半13,54haはシャンボール・ミュジニー側に位置しています。モレ・サン・ドニ側は1.51haのみ。その生産者はわずか2人で、うち1人がブルーノ・クレールです。この畑は、モレ・サン・ドニ村のグラン・クリュ畑クロ・ド・タールのすぐ隣に位置しています。左下はボンヌ・マールのぶどう、小粒で凝縮したきれいなぶどうです。
