2012収穫 ドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレール
9月29日（土）、ヴォーヌ・ロマネ村のグランクリュ畑リシュブールでは、ドメーヌ・ティボー・リジェ・ベレールが収穫中。ここでは、ぶどうが入ったケースは重ねません。後ろに1つ、前に1つというスタイルで運びます。
リジェ・ベレール家は、18世紀からブルゴーニュの銘醸畑を所有し続けている名家です。
ティボー・リジェ・ベレールは、ぶどう栽培と醸造を学んだ後、ワインインターネット販売会社で、2年間ワイン買い付け責任者として働きました。ニュイ・サン・ジョルジュ村に自らのドメーヌを立ち上げたのは、今から10年前のこと。
彼のリシュブールは、ロマネ・コンティからわずか50mという好立地です。それだけでなく、1936年に植えられたという彼の畑のぶどうの木は、このリシュブールの中で最も古いもの。右下の写真、76年の歳月を経た木は貫禄満点です。
彼は、ドメーヌ創立当初から有機栽培に取り組んできました。自然との調和を目指す彼は、畑に生える雑草の一部を残しています。
今年は9月24日（月）に収穫を開始しました。早熟なニュイ・サン・ジョルジュから始め、30日（日）オート・コートで収穫終了です。彼は、ボジョレーにも畑を持っていて、2008年から生産を始めました。今年は9月17日（月）から収穫開始。22hl/haという、非常に少ない量になったそうです。