2012収穫 ドメーヌ・ジャン・イヴ・ビゾー
収穫日は、同じ村でもつくり手によってさまざまです。9月28日（金）、ヴォーヌ・ロマネ村にあるドメーヌ・コンフュロン・コトティドでは、まだ収穫が始まっていませんでしたが、ドメーヌ・ジャン・イヴ・ビゾーではこの日が最終日でした。
今年最後の収穫を終え、ほっとした表情のジャン・イヴ・ビゾー。オート・コート・ド・ニュイの白ぶどうを、プレスしているところです。とても透明な果汁でした。
ぶどうは除梗せず、そのまま木の発酵槽に漬け込みます。亜流酸無添加というのが、このドメーヌの特徴です。
彼は、ブルゴーニュ大学で地質学、そして醸造学を学んでエノログ資格を取得し、自らのドメーヌを立ち上げました。奥様のクレール・ノーダンは、オート・コートにあるドメーヌ・ノーダン・フェランの当主です。このようなつくり手カップルは、ブルゴーニュに何組かいます。
知的で繊細な彼がつくるワインは、ピュアな果実味にあふれています。彼は、元気過ぎるわんぱく男の子3人の父親でもあります。いずれ、彼らのうちの誰かが、ジャン・イヴ・ビゾーと共に、ワインづくりをするようになるのでしょうか。楽しみです。